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アンケート設置しました。
ご協力くだされば幸いです。

大好きなサイトさんがリンクを張ってくださってて
とっても嬉しいです…!何もないサイトを…ガタブル
絵も安定しなくてなかなかかけません…
いや、忙しいのもあるんですが><
今年~来年3月は本当忙しい!
早く落ち着いてほしいです。
そしたらモリモリ活動するぞ…!
そのころまでには誰かがフレユリアンソロ企画してるって信じてる^^
まぁ私もやろうと考えていますので…けど時期が遅すぎる^^^^^
何冊あってもいいよね!知ってます!

追記に中途半端だったフレユリ小説です



※幼少期と現代混合
基本短編です。
空が好きな某さんへ


「昔もこうやって空みたな」
「…そうだな」
「…空を見ていたのか?」
「どうだろうな」
「君の場合は、…――」


クロアオ  ―…First


世界はまだ、結界が張られている。
それはまだ、外界におびえながらも。

二人の子供はそんな街の隅で過ごしている。
片方はセミロングよりも少し短い艶のある黒髪をなびかせて
片方は短くて少し癖のある、輝く金色を持つ髪をなびかせて

「ユーリ!見て見て、僕拾ったんだ」

嬉しそうに微笑みながらも、
両手に何かを包んで己の場所に来る少年は金色の髪を揺らし、そして今ユーリと呼ばれた少年が見ていた空と同じ色の瞳を持つ。
詳しく言えば、彼の瞳の色の方がもっと輝いているのだろうか。

「また何か拾ったのか?フレンはよく見つけるな」

名を、フレンと言った。
一方ユーリと先に名乗られた少年は、深くも耽美な瞳を持ち
見た目は女の子のような顔立ちだ。そのせいか、よくちょっかいをだされるとか。
そんなユーリは、フレンの手をじろじろと、呆れるような言葉と裏腹に興味を持ちそうな視線を送る。
フレンは満面の笑みを1度見せたあと、そっと手を広げると

「石?」
「そう!すごくキラキラしてるだろ!」
「本当だな」

太陽の光に反射して主張をする石。たとえで言うなら、宝石のような石だ。この下町でなら、石は少し行けば道も舗装されておらず石など簡単に手に入れられる。石と言っても、彼が手にしているような石は手に入らないとは思うけれど。
嬉しそうなフレンに反して、ユーリはまじまじと石を眺めて、どんな石なのかと首の角度を変えたり、立ち位置をずれたり、と何度も自分の目で調べていた。
そいてかれながらの結論を出す。

「…てる…」
「ユーリ?何かわかったの?」
「…似てる」

似てる、と一言だけ言ってフレンに丸々とした、ちょっと釣り目を向けるとフレンはわかって居ないのか子供ならではの細い首を軽く傾げた。

「似てる?」
「そ、お前の…それ」

指先が地面から、だんだんと空に近づいて天を衝く前にぴたりと地面垂直にフレンの髪に止まる。
それと一緒にフレンの顔は追って段々と、段々と空へ顔が上がっていき、ついに首を反る形までになってしまって危うく地面にひきつけられる所だったと、崩れた体制を整える。
そんな姿をユーリと言えば楽しそうに笑っているもので、反論しようとフレンは口一杯に空気を吸って、そして頬て膨らませて小さな口を尖らせ、まるで小動物のような姿で相手を威嚇するのだった。
その対抗心も、ユーリに取っては笑いの元だったけれど、フレンは構わずに必死なので次第に悪い気持ちになる。フレンはそれを知ってか知らずか、お構いなしにこの行為をしたらユーリは笑いもおさまってくれる、という方程式が彼の中で成り立ってしまったらしい。
ユーリはそれを気付いていたが言うことはなかった。

「それで?”それ”って何?」

相変わらず気づくことなく、顔を向けてはなんだなんだと円らに瞳を向ければ、ユーリは少し呆れたように笑ってフレンのやわらかな髪に触れて「これ」というように髪に指をからめて弄んでいるようだった。
漸く気づいたのか、フレンは視線を世話しなく髪と相手と向けると最後に石にそれは向けられ「そうかな」と呟くのであった。

こうしたひと時を、二人は無意識に胸に焼きつけながら、
ただ毎日を過ごしていた。
それは何もない、という日常ではなく
何かを見つけ
何かに触れて
何かを知る
それに気付くのは何時だろうと

そう、それは伸びた黒い髪を揺らしながら青空を見ている
そんな君を見たときだろう



2へ 続く



 
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